ぱたや式 L’Arc-en-Ciel四片の詩画集:「Wind of Gold」

L'Arc〜en〜Ciel

時計を早めたい、大地よまわれ、神々息づく世界の四片。

見慣れた街並み 黄昏輝く
口笛 風に乗せて 届けよ 貴方のもとへ

夕日に照らされて 影はとても長く
いくつも重なり 夜は訪れる

蘇る あの夏の日 遠く離れて行く 長い貴方の影
泣きながらいつまでも見つめていた

時計を早めたい 貴方に会えるまで
大地よまわれ 少しでも早く


イラストの解説/曲の感想

モロッコでの撮影が強い影響を受けていそうな、オリエンタル漂うとても大好きな一曲。
思い浮かべるのは、中東の砂漠、アンデスの山脈、コンドル、砂煙、土壁の町並み、シルクロード…ともすれば古代の神々の世界をも内包してそうな、浪漫溢れる曲調と歌詞世界です。

四片のイラストは歌詞の表層部分をダイレクトに描いてみました。
①黄昏の見慣れた街並みを、口笛を吹きながら歩く女性。
人々はもう家路についてるのでしょう、見当たらず、闊歩するロバも女性と反対側に自分の小屋に向かっています。この女性はどこに向かうのか。
②夕日はドンドン落ちて行き、高台への階段にその影を長く長く落としていきます。
その落日とは裏腹に女性の足取りはどこか急いており、小走りに近い。
そして訪れる夜…
③日が落ちると彼女はいつも思い出す。少女の頃、あの夏の日、遠ざかっていくあの人の影を、
泣きながらいつまでも見つめていた。旅装束をまとい、旅具も背負い、付いていくことを願ったのに、貴方は連れて行ってくれなかった。
④星夜の下、高台に辿り着いた女性は、今夜も遠い地平を眺めて貴方の遥かな家路を待つ。
少女から大人の女性に成長し、髪も長く伸びた。あれから毎晩待っている、これからも毎晩待つでしょう。夜が明け、太陽が貴方を連れてくるまで…

うぅ~ん、我ながらドラマチック~♪
千夜一夜物語ではないですが、砂漠やアラビアの世界観って、僕らが生きている時間軸と違い、時の流れが悠久で本当浪漫溢れます。

kenちゃんのリュートを思わせるようなアルペジオに、「ズッタン、ズッタン、ズッタン」とラクダの足音を彷彿させるsakuraのドラム、そして砂漠を低く低く吹きすさぶ風の様なteっちゃんのベース。それらが合わせって、目を閉じるとそこはエルドラド、黄金郷です!

そこに「時計を早めたい」「大地よまわれ 少しでも早く」ですよ。
人の所業ではどうしようもない事象、神々の領域にまで願う、それだけ貴方に会いたい。
ゾクゾクするような壮大な物語。想像が無限に膨らみますね。

イラストには描いておりませんが、この「貴方」も何者なのか想像するの楽しいですね。
父親?幼馴染?許嫁?兄弟?
「遠くで黒く高く煙を上げていた」とあるように、貴方は戦地に赴いたのでしょうか。

あるいは、エロースとプシュケーのギリシャ神話や、山幸彦と豊玉毘売の日本神話の様に、神と人間の恋物語を唄っているのかもしれませんね。
そうすると「時計を早めたい」「大地よまわれ」の歌詞も、また違った色合いをもって伝わってきます。何千年も何万年も輪廻を繰り返し、貴方を待ち続ける幾星霜の物語。
やがて「Wind of Gold(黄金の風)」が吹くまで…

あぁ、楽しい。


長文最後まで読んでいただきありがとうございましたm(__)m
また次回の四片の詩画集もお楽しみ下さい!
(コメント頂けますと嬉しすぎて、大地をまわします♪)


興味が湧きましたら是非是非聞いてみて下さい!
YoutubeMusic「Wind of Gold

コメント