映画

幼少期住んでいた田舎は映画館から遠く、たまに連れて行ってもらえる映画鑑賞は、僕にとって何物にも代えがたい特別な体験でした。

その後、レンタルビデオが登場したおかげでようやく世界が変わります。
小さなブラウン管の画面越しではありましたが、まるで堰を切ったように世界中の名作を大量に観ることができました。

このブログでは、作品ごとに心に焼き付いた衝撃、感動、時には批判も含め、その体験の全てをイラストと共に、映画好きな方々と共有できればと思います。

※【著作権に関するご案内】当ページおよびブログ内に掲載されている映画作品のイラストやレビューは、収益化を目的としない非営利の個人的な批評・ファンアートです。映画の著作権、肖像権は全て各制作会社、配給会社、および権利者に帰属します。

映画

【映画レビュー】「ナミビアの砂漠」/白でも黒でもない、剥き出しの「リアル」を定点観測

映画『ナミビアの砂漠』の感想。河合優実演じる主人公の奔放な日常と、山中瑶子監督によるシュールでアートな演出が光る、名前の付けられない感情を描いた一作をレビューします。
映画

【映画レビュー】「ベター・マン」/猿の依り代が映し出す、スターの虚像と真実。

ロビー・ウィリアムスの自伝映画を猿のメタファーで描く異色作。成功の影にある薬物や搾取構造、CG演出がもたらす感情移入の距離感について考察します。
映画

【映画レビュー】「ミッキー17」/思考実験が止まらない、クローンと労働の狂想曲

ポン・ジュノ監督『ミッキー17』をレビュー。死を繰り返すクローンの設定を通じ、哲学、倫理、現代の労働環境への強烈な風刺を紐解きます。
映画

【映画レビュー】「片思い世界」/重すぎる死の原因に対して、世界の軽さへの違和感。

坂元裕二脚本の映画『片思い世界』をレビュー。設定の面白さと豪華キャストの裏側で感じた「死」の描写への葛藤を綴ります。
映画

【映画レビュー】「90メートル」/言葉を交わすことの重みと、日常という名の宝物。

ヤングケアラーとALSを題材に、お涙頂戴に逃げず「対話」の大切さを丁寧に描いた、人生の宝物になった一作。
映画

【映画レビュー】「花まんま」/名演が光る一方で、どうしても感情移入できない「その結婚には反対だ!」の価値観。

映画『はなまんま』のレビュー。アジア的家父長制の価値観に基づく家族愛の描き方への違和感と、現代的な視点からの考察を綴ります。
映画

【映画レビュー】「脛齧りの森」/没入感と虚無感の、奇怪なアセット。

映画『脛齧りの森』のレビュー。映像美と音響の素晴らしさを認めつつも、極端に物語性を排した構成や演出に対する困惑を綴る。
映画

【映画レビュー】「ザ・ブライド!」/黄泉平坂を経て、創造主から自己を奪還する物語。

映画『ザ・ブライド!』の感想。創造主と被造物の関係をAIやメタ構造の視点で読み解き、女性監督特有のパンキッシュな演出と主人公アイーダの自我の確立を熱く綴ります。
映画

【映画レビュー】「6人ぼっち」/剥き出しの感性がぶつかり合う、真摯で優しい青春群像劇。

ラスで浮いている6人が修学旅行の余り物の班に。SNS時代の閉塞感と向き合いながら、テックを武器に青春をブーストさせる少年少女たちの姿を、圧倒的な映像美で描き出します。
映画

【映画レビュー】「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」/トム様の魂と完璧なプロットが織りなす最高純度の映画体験

シリーズ完結編に相応しい、圧倒的なスケールの「不可能」なミッション。前作のドタバタ劇から一転、シリアスで重厚なプロットがイーサン・ハントの最後の戦いを熱く彩ります。