【羅小黒戦記戦記2】
- 鑑賞日 2025/11/13
- 公開年 2025
- 監督 藍渓鎮
- 脚本 藍渓鎮
- キャスト 山新、皇貞季、宝木中陽、劉明月、叮噹
- あらすじ 前作での旅と戦いを経て成長した妖精の少年ロシャオヘイと、最強の執行人ムゲン。ロシャオヘイは、新たな居場所を見つけ、ムゲンと共に再び平穏な日々を送っていた。しかし、人間の世界と妖精の世界を揺るがす、新たな強大な敵が現れる。彼らは、種族の壁を超えて世界を守るための、より過酷な戦いと旅に挑むことになる。
- ジャンル 中国アニメ アクション アドベンチャー ファンタジー
- 鑑賞媒体 映画館
- お気に入り ◎
感想
残念ながら前作は未鑑賞。大分配信媒体が限られてて、興味があったのに勿体ない事をしました。それだけ今作のクオリティは素晴らしく、大変感動いたしました。
以前観賞した「ナタ」もとてつもないアクションと精度でしたが、今作のアクションもとんでもない!よくあるアクションアニメの、なんかすごい事してる「風」ではなくて、A動作⇒B動作のコマ間に嘘をつかず、人体の動きを忠実に描写、かつ、アニメーションの抽象力も挟みながらのシームレスな動きなものですから、アクションの説得力がすごい!しっかり地に足ついて、重力を感じる動きでした。
それを一切の手を抜かず全編フルスロットルで描き続けるのですから驚きです。普通はどこかでお腹一杯になりそうなものですが、ジャッキー・チェンよろしく、各シーンで工夫された戦い方、魅せる構図、映える舞台、縦横無尽に動くカメラワーク、さまざまな制作者の努力によって全く飽きずに最後まで魅了されます。引きの美学と言いますか、水墨画に見られるような、ソリッドな削り切られた線で描かれる背景や人物たちが、そのハイクオリティのアクションと滅茶苦茶相性良かったです。おかげで観客は余計な情報に目を惑わされず、人物の動きに集中できます。オブジェクトが画面一杯に飛び回るリッチな絵面も良いのですが、制作者のセンスが際立つこちらの方が僕好みですね。
物語に関しては冒頭で申しましたが、前作を観られずに鑑賞したのが本当に申し訳なかったです…一応全体のあらすじは予習して挑みましたが、前作履修していればもっと感動が増した事でしょう。残念無念!
ズートピア2でも描かれておりましたが、異種族間共生の問題がメインテーマとなっております。現在、日本も含め世界中が抱える問題ですから、とても考えさせられる物語です。特にこれを子供が観るアニメで制作されたのは大変な意義がある事でしょう。それもこんな高クオリティな水準で。
そして何より僕が痺れたのが、これだけ可愛らしい絵柄でありながら、冒頭からしっかりキャラクターが〇されるという、死生観のリアリティ。そこを逃げずに共生の痛みをちゃんと描いていたのは拍手喝采でした。無垢で丸っこい可愛らしいキャラクターたちが容赦なく傷つき、命を落としていく。そこに共生の代償というテーマが深く心を抉ってきます。
次作が本当に楽しみです!その時は絶対に1を観て、全身全霊で楽しもうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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