【ズートピア2】
- 鑑賞日 2025/12/06
- 公開年 2025
- 監督 ジャレッド・ブッシュ バイロン・ハワード
- 脚本 ジャレッド・ブッシュ
- キャスト ジニファー・グッドウィン ジェイソン・ベイトマン
- あらすじ 動物たちが暮らす理想郷「ズートピア」を舞台に、ウサギの警察官ジュディとキツネの詐欺師ニックが、新たな事件に挑む。前作の仲間たちも登場し、動物たちの多様性や共存のテーマをさらに深く描く。
- ジャンル アメリカアニメ コメディ アクション アドベンチャー
- 鑑賞媒体 映画館
- お気に入り ◎
感想
アニメーションとしても、続編としても、どちらも最高峰!
テンポよし、笑いあり涙あり、大人も子供も楽しめる大谷翔平バリのオールラウンダー映画でした。
のっけから軽快な音楽とともに、前作のダイジェスト、世界観の説明、現状の問題提起、解決法の共有、縦軸の観客への提示、これらを物凄いテンポと見やすさですべて伝えてくれます。
特に動物たちのデフォルメ力といったら、さすがのディズニー、舌を巻きます。
多民族国家であるアメリカの表現として、各動物の人種の反映がまぁ見事。
トガリネズミのイタリアンマフィア感や、新種族の爬虫類の先住民族感、南米感など、海外在住経験があれば、「あ~、ぽいぽい」と思う所が随所に感じられます。
ただ、この作品の恐ろしい所は、そんな風に大人が邪推して動物たちを現実世界の人種に当てはめて観賞していること自体が、「偏見」であり「ステレオタイプ」に染まっているということの証左であること。公式も監督も、特定の国や人種を限定はしておらず、あくまでそれっぽく見える様に作っているだけで、勝手に僕が脳内で近しいイメージに決めつけているのです。(もちろん誘導はされているのでしょうが)
子供が見ると、ジュディはジュディであり、地方出身の労働者階級のメタファーでもなんでもありません。ひたむきに頑張る可愛くて格好いいジュディそのものなのです。
そしてもし子供から「ねえ、どうして動物たちはみんな仲良く暮らしているのに、虫さんやお魚さんは食べられちゃうの?」なんて質問があった日には、食物連鎖について、原罪について、それこそが人間勝手に決めた尺度であることだと、大人も一緒に深く考えるきっかけになるでしょう。
多種多様な生き物が共存しているズートピアを、種族ごとの集合体として捉えるのでなく、差別や偏見無く、各個々人として接する事の大切さを教えてくれる、とんでもない作品であります。
深掘ろうと思えばいくらでも深掘れる、でもそんな小難しい事考えたくなけりゃ、純粋にこの最高峰の映像と、心躍る音楽と、魅力的なキャラクター達を思う存分楽しんでくれよ!という制作者たちの粋が聞こえてくるようです。
まさに僕が求める、前提条件や教養など「知らなくても楽しい、知っていたらなお名作」を体現してくれるエンタメの見本市でした!
さてさて、次回は唯一現れていないあの種族の登場。どの様な世界の広がりと、テーマの深度を見せてくれるのか楽しみです。
追伸:イラストにズートピアと全然関係ないキャラクターが描かれていてすみません。僕の大好きなHYDEさんが蛇のタトゥーをされているので、コラボしちゃいました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆さんの感想も、ぜひお聞かせください!


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